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2005-07-06

特定非営利活動法人子どもNPO・子ども劇場全国センター 2005年度通常総会

4月29日 新宿あいおい損保ビル

はじめに 代表理事 清川輝基
 平成15年「次世代育成支援対策推進法」が成立し、子ども・子育てに必要な「あるべき姿」として次世代育成支援行動計画が全国都道府県、市町村で推進されています。この推進法は若者の育ちを重要な社会的課題として揚げています。
 また、文部科学省では「子どもの居場所づくり新プラン」の実施について、“子どもの健やかな育成のために家庭、地域、学校がそれぞれ教育力の充実を図り、それぞれの教育力を結集していかれるような環境づくりを行うことが重要である、そのためには地域の大人の協力を得て子どもの活動拠点を獲得しスポーツや文化の活動など多彩な活動が展開されるよう取り組む"としています。子ども劇場が長い間地域で子どもたちと一緒に様々な活動を推進してきましたが、このことがやっと国レベルで、施策化されました。
 今子どもの成長にとって体験の重要性が叫ばれるようになりましたが、どんな体験が有効なのかその議論が必要です。本物の体験をすると子どもの心や体は必ず変化し、子どもの本来持っている遊び心、探求心、挑戦する意欲などが引き出せます。このことが“生きる力"となり、そういう体験こそが今求められています。

2005年度に向けて 高比良正司
 子どもの居場所づくり「地域の子ども教室」を実施。一文部科学省委託事業。
 この委託助成事業について昨年は県や市町村など行政かあるいは公益法人は窓口でなければ実施できませんでした。しかし今年度はNPOを含む7団体が共同して(全国民間団体運営連絡協議会一代表高比良正司)交渉した結果文部科学省から直接委託が決まり、行政は変わる窓口となることができました。また、この事業では、全国協議会、
地域の実行委員会に管理の一部が予算化、計上することができました。このことは今後の助成事業のあり方や中間支援組織のあり方を考えていく上で大きな成果を残したと言えます。助成:協議会3億5千万円(内子ども劇場1億円)

事業計画
1.委託助成事業
  (1)文部科学省「地域の子ども教室事業」
  (2)独立行政法人国立オリンピック記念青少年総合センター
   子どもゆめ基金r子ども遊び塾2005j5回シリーズ
  (3)文化庁人材育成支援事業「日本の子どもの文化2006年版」
2.鑑賞企画事業
  (1)ショートストーリーズ
  (2)平常(たいらじょう)の世界
  (3)ブルースライブ
  (4)フレディ
3.共済事業
  「げきじょう年金」「げきじょう団体総合補償制度」
  「げきじょうスタッフ共済」「子どもNPOサポートカード」
4.基盤整備事業
  「助成金の使途への制約について抜本的な改善
※清川代表理事退任にともない高比良正司氏が代表理事に就任しました。

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